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私は現在48歳の社会人です。5.6年前に田原先生の講座をフルセットで購入しました。ご丁寧なメールもいただきましたが、講座の方は残念ながら仕事が忙しく、全て目を通せなかったので、昨年再び応用セットをを購入することにしました。
学習能力が低いため、再び同じような状況になっていますので、更新のため、私のつたない受講動機などを書き綴ってみたいと思います。
私は大学は物理学科を出てそのあと8年ほど高校で教員をしていました。
その時は物理と数学を教えていて、座右の書は、業界で有名な故坂間先生と山本先生の必修物理→新物理入門でした。
生徒の質問の答えに窮すると新物理入門を見て、一生懸命答えを考えていました。高校生相手の参考書なのにごまかしのない記述は感動的でした。
その後、教員をやめて民間へ転出し、あるとき何気に書店で田原先生の著書を手に取り、なにかとてもなつかしいにおいがしました。
新物理入門と同じく教科書の枠にとらわれず、本質を伝えようとする情熱と、経験と努力に裏打ちされた工夫が感じられる伝え方に興味をもって、早速買って読み、その後ネットでここを見つけ、講座を購入しました。
今再び応用編を少しだけやり直してみて、繰り返し衝突のグラフを使った視覚的な解法など、市販の参考書にはない斬新な教え方に、遠い昔ですが、自分が受験生のときこういうものが身近にあれば、ずいぶん救われた人がいただろううなぁと感心することしきりです。
たぶん血のにじむような研究と努力があったのではないかと勝手に推察しております。微積を使わずに物理を学ぼうとすると、どうしてもごまかしがでてきて、教える側も教わる側も多少のもどかしさを感じるものですが、ここにはそれがなく、すっきりと説明され、大学での物理にもスムーズにつながると思います。
学生時代、高校の物理の呪縛から逃れられずにいる同級生も目にしました。素直に微積分を導入すれば、つながりもスムーズになるのにと今更ながら思います。
いい歳をした大人ですが、これからも物理とはかかわっていきたいと思っております。田原先生には、林先生のようにガンガン活躍され、受験物理の世界に名前をとどろかせてほしいと思っております。陰ながら応援しています。駄文失礼いたしました
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紋次郎さんのように、大学でも物理を学び、物理教員としての経験もある方が、「田原の物理」を評価してくださるのは、とてもうれしいです。
「高校物理の呪縛」なんていう言葉がなくなる日を目指して、さらに精進したいと思います。



