センターからのバックホームのときに折れた肘に、ボルトを入れる手術をすることになりました。
入院した病院のベッドでブルーバックスの本を読みふけりました。
暇だったので、とにかく手当たり次第に読んだと思います。
本を読んでいるうちに、科学についての憧れが、再び沸いてきました。
細かいところや、数式で書いてあるところはよく理解できませんでしたが、自然の根本を突き止めるということにロマンを感じました。
特に、実験や観測ではなく、理論を作っていくプロセスに興味がわきました。
中学3年生のときには、「理論物理学者になる」という目標ができました。
私立高校の面接で、将来なりたいことは何かと聞かれて、
理論物理学者
と答えたのを覚えています。
肘を骨折して、本を読む時間が大量にあったおかげで、そういう目標ができたので、何が役に立つか分からないものですね。
手術した肘は、その後順調に回復し、再び野球ができるようになりました。
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入院中によみふけったブルーバックス
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