慶応実戦でかすかな手ごたえを感じ、モチベーションが高まった僕は、年が明けた後、センター対策に集中しました。
僕の受験科目は、
国語
数学
英語
物理
化学
世界史
でした。
直前期は、なぜか世界史にずいぶん時間を使っていました。
結果は、(20年前の記憶なので、少しあやふやですが)
国語 180点
数学 175点
英語 196点
物理 95点
化学 90点
世界史 78点
合計 814点
という感じで、それまでの模擬試験と比べても最高の点数でした。
当時、京大理学部の試験は、センター試験は600点の足きりラインを設けているだけで、合格判定は2次試験だけの一発勝負だったので、今から考えれば、こんなにセンター対策にがんばらなくてよかったわけです。
世界史対策などせずに、その時間を、2次試験対策に向けたほうがよかったのですが、そういう合理的な判断を当時はすることができず、目の前に迫った試験に対して点数を取ろうという気持ちでした。
今の僕が、当時の僕に予備校講師としてアドバイスを送るとしたら、こういいます。
「世界史なんてやらなくたって600点は超えられるんだから、その時間で京大の2次試験の対策をしろ!」
「京大の英語は、和訳と英作文なんだから、それで点数をとれるための作戦を考えろ」
「やり方がわからなかったら、英語の予備校講師に相談に行け!」
しかし、当時の僕は、「ただがんばるだけ」だったので、戦略的な思考については、ほぼゼロでした。
というわけで、合格戦略としては問題があったわけですが、模擬試験でよい成績をとったことがなかったので、センター試験でよい点数をとったことは、自信になりました。
私大や国立試験へ向けてモチベーションも高まり、すっかり気をよくして私立の受験へ向かいました。
しかし、そこには、大きな落とし穴が待っていました。
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センター試験で800点越え
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