フィズヨビの田原です。
今、次々と届くフィズヨビ生の感想の声が暖かすぎて、
涙ぐみそうになる瞬間が、一日の中で、何度もあります。
(正直に言うと、ちょっと涙ぐんだりしています。)
悩んでいた数年間を共に過ごしてくれていたんだなーということに
感謝の気持ちが沸いています。
ようやく調和を取り戻しつつある今、
「田原さん、応援しているよ!」
という声を、素直にありがたく受け取れるようになってきました。
バランスを崩すということは、怖いことですよね。
戻ってこれなくなるかも知れないので。
その恐れがもとになり、身体を硬くし、
足に力を入れ、動くまい!と踏ん張ってしまうわけです。
でも、自分が動かなくても、
周りの世界は動いていきます。
世界の中を進んでいくというのは、どちらかというと、
自転車に乗っている感覚に近いのだと思います。
常に感覚からのフィードバックを受け取りながら、
ゆらぎながら調整されている状態が、
安定している状態です。
感覚からのフィードバックがなくなった瞬間、
例えば、目をつむって、
突然、めまいがして平衡感覚がなくなったりすると、
自転車は倒れてしまいます。
平らな道をすいすいと走っていたら、
とつぜん強い衝撃を横から受けて、
おっとっとっと・・・・・・と、
手足をばたつかせていた数年間でしたが、
身体からくるフィードバックに正直に従うことで、
ようやくバランスを取り戻すことができました。
バランスを取り戻す過程で、
頭と身体の使ったことのなかった部分が刺激され、
それらを統合して新たな世界観を構築しようと
学習回路がぐるぐると猛スピードで回った末に、
ようやく統合された世界観は、
以前より格段に豊かな世界です。
これから、ちょっとやそっとのでこぼこ道くらいじゃ、
鼻歌を歌いながら乗り越えられそうだし、
バランスを崩してしまうような衝撃に対しても、
手足をばたつかせて学習回路を回すことで
世界観を豊かにする学びに変えていけばよいのだと思うと、
不確定な未来に対する安心感が増しました。
バランスが崩れるというのは、
自分の世界観と、
その齟齬に対して目を背けずに向き合い、
洞察を深めていくことで、
世界に対する理解を深めていくことができます。
その齟齬こそが、世界を理解する上での
最高の教師なのだと思います。
生じた齟齬を手がかりに、
より深いレベルで世界を理解することができると、
再び世界と、自分の世界観が調和します。
今、思うことは、
私たちは、世界を理解するために学んでいるのだということ。
知識を手がかりにして、体験を通して学んだときに、
世界は姿を現します。
知識だけだと、
「自転車の乗り方」という本に書いてあることを、
暗記したようなものですね。
参考にはなるけど、
「自転車に乗れる」ということとは違います。
すべての経験と、そこから自分自身に起こる様々な反応は、
世界を理解するための貴重な手がかりです。
3月は、多くの受験生に、様々な経験をもたらす時期です。
世界を理解するために学んでいる人にとっては、
どんな経験も宝物です。
いっしょに世界に対する洞察を高めていきましょう。
◆3月30日 21:00-22:00でウェビナーを実施します。
ウェビナーの日程は、以下の通りです。
・「微積物理の魅力」
3月13日(月)実施済 phys-comの「イベント動画」で録画を視聴できます。
・「図形やグラフを使った解法」
3月18日(土)21:00-22:00 録画公開の準備中
・「はじめて見る問題でも解けるようになる解法体系」
3月30日(木)21:00-22:00 ← 申し込み可能
実際に、一緒に問題を解いたりするので、
紙と筆記用具を用意して参加して下さい。
みなさんの顔は写りません。
チャットへの書き込みによる参加になります。
申し込みフォームから申し込むと、URLが届きます。
PCの場合は、URLをクリックすると自動的に繋がります。
スマホやタブレットの場合は、
詳しいことは、自動返信メールに書いてありますので、
そちらにしたがって下さい。
お申し込みはこちら
http://phys-yobiko.com/event/
■10-15%オフ販売のお知らせ
4月17日までの期間限定で
以下のの講座を10-15%オフで販売します。
10%オフ販売
* A10.田原の物理(基本・センター)セット
* A11.田原の物理(基本・センター)セット+PDF版
15%オフ販売
* B5.田原の物理(基本・応用)セット
* B6.田原の物理(基本・応用)セット+PDF版
* B7.田原の物理(基本・応用・センター)セット
* B8.田原の物理(基本・応用・センター)セット+PDF版
3月に申し込んだ場合、更新手続きをしなくても
2018年3月末まで受講できます。
お申し込みはこちら
http://phys-yobiko.com/event/
(追伸)
転びたくないからということで、足を踏ん張り重心を低くする
のではなく、動的にバランスをとっていこうとすると、
自分の身体からのフィードバックに耳を澄ますようになります。
このときに、自分に正直じゃないと、声が聞こえてこないです。
自己欺瞞が、学習回路を破壊してしまうんです。
自分の中の嫌な部分を直視して、
それも自分の一部だと認めていくと、
心が自由に動くようになって、
学習回路が復活してきます。
フィードバックを受け取りながら、
ぐるぐると学習回路が回り始めます。
耳に痛い言葉は聴きたくない。
でも、痛いという反応は、自分の内部に起こっていること。
反応の元をたどっていくと、
自分がこだわっているもの、大切にしているものの正体が、
姿を現します。
それを見に行った勇者は、
真実の世界と繋がり、
力を発揮できるようになるのだと思います。