月曜日は、毎週、物理のたとえ話を紹介します。
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珍しいもの好きの陳さんは、ペットショップで「ンジャマナ」という動物を見つけ、
思わず購入してしまいました。
翌日、喫茶店で、陳さんは、友達の菊田さんに「ンジャマナ」のことを話しました。
陳:「昨日、ンジャマナという動物を買ったんです。」
菊:「どんな動物なんですか?それは?」
陳:「体は、ダックスフントみたいなんですよ。」
菊:ダックスフントを思い浮かべる。。。。
陳:でも、頭は牛に似ているんですよ。
菊:思い浮かべたダックスフントの頭を、牛の頭に付け替える。。。。。
陳:「でも、牛と違って、角が真ん中でつながっているんですよ。」
菊:思い浮かべた牛の角を真ん中でつなげる。。。
陳:「散歩のときには、その角を持って、歩くんです。」
菊:「カバンみたいにですか??それともキャリーバックみたいにですか?」
陳さんは、しばらく黙ってから、ゆっくりと言いました。
「名前は、キャリーとつけました。」
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★たとえ話終了!★
皆さんは、「ンジャマナ」を思い浮かべることができましたか?
僕たちは、このようなやり方で、「未知の概念」を頭の中に作り上げることができます。
物理でも、「未知の概念」が登場します。
その代表例が、
「電場」と「電位」
です。
これらが、登場すると、多くの受験生は、「分からない!」と言います。
でも、当たり前ですね。
初めて出会うのですから。。
「分かる」のではなく、
「頭の中に概念を構築する」
のです。
そのときのやり方は、「ンジャマナ」という概念を作り上げたやり方と同じですよ。
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【物理たとえ話26】幻のペット、ンジャマナ
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