学んだことを芋づる式に引っ張り出して自由に使うことができるためにはどうしたらよいでしょうか?
新しい知識を身体に染み込ませて塊を作ってチャンク化していく作業は、「芋を作っていく」作業。
これは、自習可能な教材があれば、マイペースで黙々と進めていくことができます。
フィズヨビの場合は、分からないところがあれば、反復して動画を聴いてみたり、Q&Aを利用してみたりして、どんどん知識の塊を作っていくことができます。
1つの「芋」には、物理法則のなりたちや、問題の解法などが詰まっています。
でも、土の中にいくら芋が埋まっていても、掘り出せなければ意味がありません。
芋から伸びるツルを引っ張って、芋を掘り当てる必要があります。
でも、芋がこんな風に埋まっているのだとしたら、掘り当てるのが大変ですよね。
だから、ツルの部分を構造化していく必要があるのです。
学んだことを振り返って、塊になっている「芋」を比較し、それらをもっと大きな文脈の中で位置づけていきます。
この作業を「メタ化」といいます。
「芋」と「芋」との間に成り立っている構造を見抜いてツルを構造化していきます。
そうすると、必要に応じて知識を「芋づる式」に引っ張り出して使えるようになるのです。
身体に染み込ませるトレーニングする(=芋を作る)こと
知識をメタ化して、構造を作っていく(=ツルを構造化する)こと
の両方を交互にやっていくと、知識が体系化していきます。
それができたら、物理も1つの大きな「芋」としてまとめて、他の科目も「芋」としてまとめて、それらをツルとして繋いで、教科をメタ化していきましょう。
全体と部分とが響き合い、相乗効果によって様々なことに気づくことができるでしょう。
さらには、学校での学びも1つの芋としてまとめ、学外の様々な学びも芋としてまとめ、もっと大きな範囲でメタ化して構造化していきましょう。
倍率を自由に変えて、細かい構造も、大きい構造も見ながら、それらの相似関係に気づいていくことで、学ぶ力、気づく力がどんどんついていきます。
フィズヨビの「田原の物理」は、芋づる式の構造を作るための最初の一歩。
そこで学んだことは、様々なところに応用することができます。
このような「学び方の知恵」を、フィズヨビ生で共有する時間を作りたいと思います。
日時:5月13日(金)21:00-22:00
場所:フィズヨビチャット
※URLはphys-com通信でお知らせしてあります。
対象:フィズヨビ生(有料会員)
進め方:
以下の4つの質問について、チャットに書き込みながら学びます。
(1)勉強法の悩みを書き出してみよう。
(2)相互にコメントし合ってアドバイスしてみよう。
(3)一人で始められそうなことは何だろうか?
(4)仲間と協力して始められそうなことは何だろうか?
フィズヨビチャットに入れない方は、田原までメールして下さい。
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5月13日フィズヨビチャットイベント「勉強法の悩みについて話し合おう!」
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