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物理の問題が自力で解けるようになるまでのステップ


物理を教えていると、

「自力では問題が解けません」

「どうやったら、問題が解けるようになりますか?」


という質問を受けることがよくあります。



この質問に対して、

「問題をたくさん解くしかないよ」

と答える先生も多いと思います。


でも、これだけだと、漠然としすぎていて、

・どのくらい問題を解けばよいのか。
・問題を解くと、なぜ、自力で解けるようになるのか。
・問題を解いてできるようになる人がいる一方で、できるようにならない人もいるのはなぜか。


といった疑問が残ってしまうと思います。


僕は、問題をたくさん解くと、どういう仕組みで自力で解けるようになるのかというところまで
説明することが多いです。


ですので、もう一歩踏み込んで、自力で解けるようになるまでのステップを考えたいと思います。


それに、問題を解くことで、何が起こるのかが明確に分かっていれば、より効果的なやり方を自分で工夫することもできますから。



僕が考えるのは、次にようなことです。

(1)個々の問題の解法を、問題集の解答を読んで理解する。
(2)何種類かの解法があることを知る。
(3)問題文を見て、どの解法を使えばよいか判断できるようになる。
(4)自力で解けるようになる。



(2)と(3)のあいだには、大きな溝があります。


他人の解答を読めば理解できるけど、自分では解けないという人は、(2)で止まっている場合が多いです。


たくさんの問題について(2)で止まっている人は、次の段階へ進むことができれば、一気に成績を伸ばす可能性を持っているのですが、結果には結びつかないという状況なんです。



夏休みまで、一生懸命努力してきた人は、(2)の段階で止まっている人が多いです。



やるべきことは、新しい解法を覚えていくことではなく、今までやってきたことを整理して、

「解法選択のための判断基準を作ること」

です。


田原の物理は、(2)から(3)へのステップアップを、はっきりと言葉に出して説明しているので、その通りに実行するだけで、自力で解けるようになっています。


僕は、講義で、「解法体系」という言葉をよく使いますが、自力で解くためには「解法」だけでは不十分で、「解法体系」が必要だということを理解してもらいたいからです。


自力で問題を解けるようになる力を養成する最速のやり方は、

「解法体系」と「その使い方」を教えること

です。


このようにすると、短期間で飛躍的に「自力で問題を解く力」がつきます。


(2)から(3)へのステップアップには、「気づき」が必要になってくるため、本来は時間がかかることが多いです。


問題集を同じだけやっても、効果が上がる人と上がらない人とがいるのは、(2)から(3)へのステップを上がれる人と上がれない人とがいるからです。


僕は、予備校講師ですから、受講者のすべてが自力で問題を解けるようになってもらえるように工夫しています。


ですから、講義の中で、(2)から(3)へのステップを誰もが確実に上がれるように工夫してあります。


つまり、「解法体系」を教えるということです。



「田原の物理」を後期からはじめた人が、これまで大きな成果を上げている秘訣は「解法体系」を教えていることにあるのです。


物理を得点源にすることをあきらめないでください。


前期から努力してきたあなたには、物理を得点源にできる潜在的な力があります。

それが、引き出されていないだけです。

まだ、まにあいますよ!


■田原の物理で、短期間で、成績を伸ばした人たち。


物理ネット予備校をやってきて、短期間に驚くほど成績を伸ばして、見事合格を勝ち取った方がたくさんいます。

その一部を紹介します。

●1月から応用編を受講
  →応用編を一瞬で終えて、『名問の森』を4日で終了
  →京大合格


●10月から基本・応用編を受講
  →毎日2講義を2倍速で
  →2ヶ月で偏差値15UP
  →名古屋大合格


●センター物理を受講
  →暇さえあれば2倍速で
  →1ヶ月間で31点が72点へ


●後期から応用編+PDFを受講
  →くりかえし反復
  →同志社大の物理でほぼ満点


●夏の終わりからはじめる
  →模試で8割後半を取る
  →信州大へ合格



今度は、あなたの番です。


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