自分軸と行動とが一致していると、人は大きなエネルギーを出すことができます。
しかし、自分軸というのは、大きな出来事が起こり、価値観にシフトが起こると変化してくるものでもあります。
僕の場合は、東日本大震災をきっかけに、自分軸が大きくシフトしました。
その結果、震災前からやっていたフィズヨビとの間に分断が生まれました。
自分の中に生まれた分断をそのままにして、どちらかを選択して、どちらかを切り捨てていくのではなく、時間がかかっても両者を統合していきたいと思いました。
僕にとっては、フィズヨビを受講している人たちも大切だと感じていたからです。
この5年間は、簡単に埋まりそうにない分断をどのように統合していけばいいのかを探し求めるために必要な時間でした。
分断を統合するためには、何が分断を生み出しているのかを見ていく必要があるのですが、それを一人で行うのは難しいので、ヒストリーグラレコをやっている青木芳恵さん(あおらさん)の助けを借りました。
ヒストリーグラレコに興味ある人は青木さんのFacebookを見てね。
あおらさんに聞いてもらいながら、東日本大震災後の自分の変化について語り、それをあおらさんが絵に描いていき、ときどき、絵を見ながらフィードバックをしてもらいました。
自分が考えていることを、一度外に出して、それを見ながら再び考えると、合わせ鏡のようになって思考を深めることができ、今までに気づかなかったことに気づくことができます。
こんな感じのものが出てきました。
1枚目
2枚目
3枚目
4枚目
5枚目
5年間を振り返ってみて、内側にあるものを出してみたら、分断を生み出している部分が2つ見つかりました。
それは、「科学」と「予備校」
震災後に自分の中に広がってきた世界観の中で、科学と予備校の負の側面に焦点があたり、それが自分自身を苦しくしていたことに気づきました。
それで、負の側面の存在を認めた上で、正の側面にも光を当てることはできないかと考えてみたときに、たくさんの気づきが生まれました。
「科学は、フォースみたいなもの。それを、正しく使える<現代のジェダイ>を増やしていくことが大事なのではないか」
「予備校にはかつて、社会の権力構造と学問との関係を問い直した結果、大学を離れてきた人たちが集っていて、その人たちが、生き方を通して何かを伝えようとしていた」
ということに気づいたとき、自分の内部に生まれた分断を再統合していく道が見えた気がしました。
元に戻るのではなく、5年間の学びも一緒に統合して、力強い学びの渦を巻き起こしていくイメージが湧いてきました。
あおらさんが、そのイメージを絵にしてくれました。
このイメージを心に抱きつつ、27日のフィズヨビミーティングで、フィズヨビのみんなとどんなフィズヨビを創っていきたいか話し合いたいと思います。
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産みの苦しみ~新しいフィズヨビの胎動が聞こえてきた~
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